この記事はこんな人へ

「初めての大会でどんな準備をすればいいか分からない」「体重管理・アップ・試技重量の決め方を知りたい」——現役競技者が実際にやっていることを全部話します。

こんにちは、ゾノです。

北海道パワーリフティング選手権105kg級2位(Total 677.5kg)。これまで複数の大会に出場してきた中で、大会準備の「型」が固まってきました。体重管理・アップの組み方・試技重量の決め方、3つに分けて話します。

【大会準備①】体重管理:普段は気にせず、10日前から調整

体重管理で一番やってはいけないのは、練習期間中に体重を気にしすぎることです。減量を意識するあまり食事を削ると、練習の質が落ちて重量が伸びません。

私のやり方はシンプルです。普段の練習中は体重をあまり気にせずトレーニングを優先。大会10日〜1週間前から徐々に計量に合わせた調整を始める。

急激な減量は当日のパフォーマンスに直撃します。計量をパスしても体がボロボロでは試技の質が落ちる。段階的に、落としすぎない調整が正解です。セコンドに体重管理の補助をしてもらえると、計量直前の判断がぐっと楽になります。

【大会準備②】当日のアップ:日頃と同じ構成で組む

大会当日のアップで最も大切なのは、「特別なことをしない」ことです。

日頃の練習でやっているアップと同じ順番・同じ重量設定で組む。大会だからといって急に変えると、体が戸惑います。練習でやってきたことをそのまま再現するのが、本番で力を出す最短の方法です。

ただし大会のアップ会場は混雑します。限られたラックを複数の選手が共有するため、第1試技の時間から逆算してアップの時間配分を事前に計画しておく必要があります。セコンドがいると、このアップの時間管理を任せられるので、自分は試技だけに集中できます。

【大会準備③】試技重量の決め方:分岐で事前に全パターンを用意する

試技重量の決め方が、大会準備の中で最も重要です。

私は事前にスプレッドシートで分岐表を作っておきます。

✓ 分岐表の考え方
  • 第1試技が軽かった→第2試技はここ
  • 第1試技が普通→第2試技はここ
  • 第1試技が重かった→第2試技はここ
  • (同様に第2試技の感触で第3試技も決める)

この分岐表を事前にコーチや仲間に確認してもらい、大会当日ぎりぎりまで調整します。当日の緊張した状態で「次何kgにしよう」と考えるのは非常に難しい。「軽かったらこれ」「重かったらこれ」が決まっていれば、試技後すぐに判断できます。

この分岐計算を自動でやってくれるのがATTEMPT SELECTORです。第1試技の重量を入れて感触を選ぶだけで、次の試技重量を自動計算します。

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まとめ:大会準備は「事前に決め切る」ことが全て

大会当日の緊張状態で新しい判断をしようとすると、必ず迷います。体重管理の調整ペース・アップの構成・試技の分岐表——これを全部事前に決め切っておくことが、本番のパフォーマンスを最大化する唯一の方法です。

そしてこれらを一人でやろうとしないこと。コーチ・ジムの仲間・セコンドを頼って、チームで大会に臨む。それが結果につながります。

ゾノ(中薗謙史)
ゾノ(中薗謙史) 📷 Instagram
パワーリフティング現役選手(105kg級)/北海道在住。1年半でBIG3トータル677.5kg(北海道105kg級2位)。複数大会の実体験をもとに大会準備の「型」を発信。